辻ヶ丘幼稚園様「報告・連絡・相談」研修
辻ヶ丘幼稚園様にて若手保育士向け研修を実施しました。
研修内容は、若手保育士の『ほうれんそう(報告・連絡・相談)』についてです。
保育士の3年未満定着率は低いです。離職の原因の1つとして人間関係問題があり、その理由の1つとして保育の中で得た情報を伝えるということが徹底されないと、保育園の中に潜む人間関係が悪くなり離職に繋がると考えられます。
研修の目的は、3年未満若手保育士のスキルアップと定着率アップです。
ほうれんそう(報告・連絡・相談)のポイント
■報告のポイント
①園長や主幹などが保育士に対して指示したことに対して、経過や結果を報告する。
②クラス担任やフリーの保育士などいろいろな立場の保育士がいるので、子どもたちの様子で変わったことが あった場合、状況を共有する報告もある。
■連絡のポイント
連絡は上司や部下に関係なく、情報を関係者にわかりやすく(5W3H)伝えること 結果から伝えるのも大切です。
■相談のポイント
若手保育士の先生たちは相談が一番重要です。 判断に迷った時には、クラス担任や園長、主任などに情報を伝えて助言をもらう事が大切です。 自分の経験値で判断したらトラブルやクレームに繋がるケースもあります。
報告・連絡・相談で共通して気をつけること
■伝えるタイミング
すぐに報告・連絡・相談すべき事なのか、緊急性があるものか、もしくは子どもの対応が終わって からでも大丈夫なのかの見極めが重要です。
■伝える場所
子ども同士のケンカの場合、子どもがいる場所で報告・連絡・相談をすると子どもたちに聞かれ てしまう可能性があります。子どもと距離を取りながら、全体の子どもが見える位置で話をした り、子どもがいない事務室で話すか、伝える場所も考える必要があります。
報告・連絡・相談の苦手意識のある保育士も、理論的に考えてコミュニケーションをひとつの手段として実践することができれば、仕事のストレス軽減にもつながります。
そのためにも園内研修で具体的に学ぶことが大切です。